東北旅行

2月5日〜10日まで東北地方の都市(ハルビン、瀋陽、丹東)を回ってきました。
ハルビンはそれほど寒くなく、零下15度〜25度。それでも地面は氷ばかりなので、足のつま先とアイフォンで写真をとるために露出せざるを得なかった手は痛かったです。雪まつりを見て、ロシア料理食べて、名物のビールとソーセージを食べて動車で瀋陽へ。
瀋陽では北京で知り合った地方自治体事務所の方及び瀋陽が故郷の北京の友人と会ってきました。東北かつ新年と言えば餃子。この旅行中に50個は食べました。満鉄が作った旧ヤマトホテルに泊まりましたが、泊まった人リストには松岡洋右、溥儀、毛沢東、周恩来、ダライラマ14世など有名人がずらり。本庄繁などの関東軍司令官もいました。庶民がそんなホテルに泊まれるなんて、時代も変われば変わるもんです。
北京より小さい故宮をさっと観光した後は、918記念館(中国で国痴の日とされている柳条湖事件の記念館)を見学。その後、5人ほどに道を聞きながら、張作霖が爆破されたとされる場所を探して見ましたが、道路が出来て、場所が分からなくなってしまったらしく、結局近くまで行って何となく写真を撮って友達との夕食へ。
中朝国境都市の丹東までは瀋陽からバスで3時間。アメリカ軍の空爆で壊れたままだという断境や、万里の長城の東の起点や、中朝合資で開発を進めている島(テナントがまったく入っていない廃墟のような地区でしたが)から北朝鮮を眺めてきましたが、やはり中国と朝鮮では建物の高さと人の気配が全然違いました。急発展するこの町で大晦日の夜を見ましたがものすごい花火と爆竹。去年麗江で全然花火がやってなかったのは、麗江が木造建築の都市だからなのだろうとようやく気づきました。花火は5階〜20階程度の高さで破裂し、火花は近くのビルに容赦なく降り注いでいました。そりゃ怪我人も出るわけだ。これでもかという花火に中国人のメンツやら勢いやらそういうものを感じた気がします。ホテルでも餃子のサービス。北朝鮮側では花火どころか電気もついていないので、好対照です。丹東から電車で20分(1時間に1本だけど)のところに満鉄が開発した五龍背温泉というのがあったので、大晦日で休業してるかもしれないと懸念しつつ行ってみましたが、サービス精神十分な従業員と会話を楽しみつつ、客は男2人だけという最高の環境の中で無事入れました。