〜虎跑泉、六和塔、河坊街、柳浪聞莺〜

今日は杭州市内の観光。市内中心部から離れたところにある虎跑泉と六和塔というところに行ってみた。虎跑泉は、鎮江、無錫に次ぐ中国の第三泉と言われている。この水で龍井茶を飲むとおいしいということで、敷地内にも茶館があった。

六和塔と言うのは、雷峰塔と同じく呉越国時代に建てられたもので、現存の塔も1163年に再建された古い塔である。内部は木や石でできた狭い階段と回廊になっており、昔の雰囲気のままのようだ。手すりがついているものの、上り下りはかなり危険。最上階まで行くと銭塘江が見渡せるようになっており、かつては灯台としても使われたこともあるようだ。
  

その後、近くの白塔というところにも行ってみようかと思い、白塔駅というところでバスを降りたがそれらしきものはなく、倉庫やバラック小屋などがあり昔の工業地区というか、郊外地区という雰囲気のところだった。夕立と落雷が激しくなってきそうな雲行きだったので、白塔や八卦田というところは諦め、バスで市外に戻ることにした。
その後、河坊街という、古い街並みを保存している通りに行ってみた。古い街並みにしては観光客だけでなく、大勢の人で溢れていて、街の保存、活用になかなか成功しているようだった。近くの柳浪聞莺という、柳の木が多い西湖10景の一つを見に行ったが、鴬どころか雷の鳴き声しか聞こえなかったので、入り口付近の写真を撮るだけとって、バスで帰宅。バスは市外中心部を経由して大学方面に向かうものだったので、途中ものすごい混んでいたが、上半身裸の男が乗ってきたのには驚いた。上半身裸は中国では普通に見られる光景だが、まさか市街中心地でバスに乗ってくるとは。。。
 

そういえば、中国人によく間違われる。これまでに道を聞かれたことが1回、写真を撮るよう頼まれたことが2回、レンタサイクルの鍵のかけ方を聞かれたのが1回、バスの行先を聞かれたのが1回。話す機会が増えて悪くはないのだが、そんなに現地人に見えるのだろうか。少し複雑な気分だ。