〜2つ目の国内旅行〜

中国に到着してからちょうど1か月になった。授業もいよいよ後4日、最終日には一応試験がある。
この一か月、最初はとにかく携帯やら銀行やらインターネットやらビザの更新といった生活の基礎情報や、旅行関係の情報を調べるのに苦労したが、北京では必要ない。しかも北京は2度行ったことがあり、これから2年弱暮らす場所でもあるので、敢えて観光をする必要もない。職場から来ている駐在の方との付き合いは出てくるかもしれないが、今までに比べて語学の勉強に一層力を注ぎたい。大学の授業時間も今の1.5倍になるが、それに加えてマンツーマンの民間塾に1週間に1、2日通おうと思っている。日本では1時間3000円〜4000円くらいが相場だったが、こちらでは大学の近くに1時間120元というところがあった。1週間に2時間行ったとしても、たかだか1週間3000円程度。早速授業が始まった次の週くらいには見学に行ってみよう。
さて、この週末は西安に行くことに決めた。成都と迷ったが、成都は市内には武候祠程度しか見どころがないものの、郊外に都江堰、汶川など自分の仕事関連で是非行ってみたいところがある。また、少し離れたところに九寨溝や峨眉山などの世界遺産もあるので、どうせなら1週間〜10日程度かけて行ってみたい。一方西安も一度は見てみたい兵馬俑だけでなく、唐の時代に世界最大の国際都市として繁栄した街としても見ておきたい街であり、かつ、中国好きなら行ったことがあるという人が多い街でもあるので、どうせ一人旅ならと思い、西安に行くことに決めた。金曜日の夕方の飛行機で経ち、西安に4泊、8月2日の飛行機で北京に行くことにした。飛行機は大抵片道1000元程度で、今回は大連の時と異なり安宿(インターネット可、繁華街へのアクセス重視)で良いので、全部で3000元程度。社会人になってからの留学というのはお金に困らなくていいので素晴らしい。