一時帰国について

自分の留学は会社から派遣されて勉強するために来ているものなので、原則として帰国は認められていない。ただし、例外的に帰国が認められる場合がある。例えば、
1.近しい親族の結婚式
2.研究活動に必要な資料収集等の活動
3.家族の出産
などだ。その他、先輩から聞いた話だと、持病の治療のために掛かりつけの医者にかからないといけないというのも理由になり得るらしい。

今回、11月12日に中学以来の友人の結婚式があるため、帰国することにしたのだが、それだけだと会社は認めてくれない。そのため、ちょうど予防接種の3回目がその時期に近かったため、帰国に合せて受けることにして、会社に認めてもらった。

もちろん、予防接種にしても、なぜ日本で受ける必要があるか説明しないといけないが、ワクチンが日本と海外では一般的に異なることを理由にした。海外は強めのワクチンを使うことが多く、例えば肝炎なら2回の接種で済むのだが、日本で正式に認められているのは弱めのワクチンなので、3回必要なのだ。
もちろん、中国でも日本製を輸入している病院がないとは言えない。無理をすれば中国で受けられないこともないはずだ。しかし、専門的な内容の確認には極めて労力が必要だし、実際に打たれるワクチンが何かなんて確かめようがない。それなら日本の病院で打つ方がよいだろうという理屈だ。2次感染とかなるとシャレにならないので、出来る限り中国で注射を打ちたくないという本音の理由もある。

それにしても週末で帰れる距離だからこそ一時帰国が比較的簡単だということもある。中国発だと週末限定でANAが3〜4万の航空券を出してもいるので交通費も比較的安い。日本に帰っている間、渡航費がなくなるのは痛いが、まぁそれは留学の目的上やむを得ないことだろう。