北京の生活費

今日は金曜日。金曜のこのくらいの時間が一番気が楽になる時期だ。
月曜授業3時間、火曜授業5時間、水曜設計の授業4時間を経て、木曜授業2時間(+不定期で指導教授のゼミ4時間)、金曜授業2時間と、怒涛の一週間が一段落するからだ。
もちろん授業は聞くだけだし、課題の方が骨が折れる。それでも授業がなければ課題が更に増えることはないので、それでも気が楽になるのだ。
大体一週間は日曜から金曜の昼過ぎまで気が張っていて、金曜夜から土曜までは気が楽になるという繰り返しが基本パターンだ。

さて、ということで、今日は愚痴でも課題の内容でもなく、北京に留学を考えている人たち向けに、久しぶりに普段の生活についてまとめてみようかと思う。

北京の食費(3食)
・まともなレストランや外国料理屋でご飯となると、昼40〜50元、夜50元〜100元程度になる。
・ケンタッキー、マクドナルド、吉野家といった外資ファーストフードは比較的高い。昼割をしているところもあるが、大体セットを頼むと20元程度はする。吉野家でサラダ、牛丼(並盛)、ドリンクのセットにすると30元弱になる。
・その他の大衆的なレストラン、中国系ファーストフードでは、例えば牛肉刀削麺など基本的メニューだけなら15元程度で食べられる。
・大学の学食はもっと安い。5元〜10元で食べることができる。
・飲みに行くと店によりけりで100元〜500元程度。
もちろん高いところに行けばいくらでも高いところはある。
そのため、食費は普段どこで食事をするかによってくる。中国人学生は基本的に学食に行っているが、それだけだと飽きるので、ケンタッキー等で見かけることもよくある。
自分の場合、基本昼はケンタッキー20元で、夜は刀削麺20元の組み合わせが多く、たまに吉野家30元や、トンカツ屋40元などに行くことが多いので、夜食も含めて平均して一日60元〜70元程度だろうか。

食費(その他)
・飴、ポテトチップ、柿の種などの菓子類は3元〜10元程度。メントスは3元。
・飲み物は中国産ミネラルウォーターが1.5元程度。コカコーラは2.5元、サントリーのウーロン茶は3元、伊藤園のおーいお茶は3.8元。
・酒類は、北京や青島の地ビールが一缶350mlで3元、アサヒやバドワイザーは4〜5元。瓶で買っても同じくらい。焼酎はセブンイレブンでいいちこが40元くらいで売ってたかな。

交通費
・地下鉄は一律2元、バスは種類によるが1元程度、タクシーは初乗り10元で3キロ以上は1キロ2元、15キロ以上は1キロ3元かかる。その他、10キロ以上なら燃料税が一律2元。深夜は2割増し。清華大学から30キロ以上離れた空港まで行っても100元かからないので、便利。

不動産
・不動産はかなり高い。自分の住んでいる40平米くらいの部屋(オートロック、冷暖房あり)で1月4200元、礼金、仲介料1か月分ずつ。
・大学の寮は、1人部屋、ルームシェア(個室あり)で1月2400元。
・家族で来ている人は100平米くらいの部屋に住んでいて10000元前後。

電気、ガス代
・感覚的には3カ月に一回くらい、電気カード、ガスカードというものにお金を入れないといけないのだが、100元程度。それほど気にする程度ではない。

電話代
・これは使い方によりけりだが、アイフォンで、常時インターネットメールのダウンロード、たまに地図やネットを使い、電話は必要最低限だけ使うくらいで、一月40〜50元くらい。最初に買う電話番号及び契約プランによっても違ってくる。

その他の物価
・自転車は100元〜500元程度。
・アイフォンは3000元〜5000元程度。
・本は専門書で1冊20元〜100元程度。
・新聞は1元〜2元
・スーパーやコンビニの袋は0.2元〜0.3元程度。
・ナイキの靴やユニクロの服は普通に高い。日本と変わらない。
・散髪は中国人学生が行く床屋なら10元、美容室的なところなら洗って切ってで40元前後。

そんなところだろうか。
家賃を含めて1万元もあれば、日本と比べてもそれほど変わらない生活はできるかな。
寮に住んで苦学生のような生活をするなら、服や電話などの買回り品を除いて、1月4000元以下でも生活できなくはない。