ラサに戻る

今日は林芝から一気にラサに戻る。車で合計10時間程度だ。
来た道を帰るので、観光スポットは既に見尽くしている。

なので、今日はチベットの道路情報について書いておこうと思う。
チベットの各町をつなぐ道路は、よくこんなところまで作ったなと思うくらいしっかりと作られている。
ただ、山岳地帯なので、がけ崩れで道路の片方が使えなくなったり、修理をしていたりしている風景もよく見かけた。
ヤク、牛、羊、豚などの動物もよく道路を渡っており、車が減速するのは動物が理由のことが最も多かったような気がする。

あと、車の数が少ないため速度を出してしまいやすく、交通事故も2回ほど見かけた。うち1度は車ごとひっくり返っていた。こういう事故を防ぐため、スピード制限のチェックが多く、レーダーでスピードの出し過ぎを図ったり、ポイントポイントで通過時刻を図り、ある地点からある地点までの到達時間が早すぎないかの確認をしていた。
ただ、レーダーチェックはともかく、実際に運転スピードを下げていることはあまりなく、検査地点の直前で車を止めて休憩することで、時間を稼いでいることが多かった。
まぁ休憩が小まめに必要になって長時間運転を防ぐという効果はあるが、本来のスピードの出し過ぎによる事故防止対策にはなっていない。「上に政策あれば下に対策あり」という言葉を如実に表しているようだった。

ラサの近郊では1つの農家に入り、チベットの農民料理を御馳走になった。スイトン、キュウリ、大麦の団子みたいなものを食べ、おかわりも結構したのでお腹はいっぱい。