6日目 〜入学手続〜

さて、今日は入学手続。こないだ行った「办公室(事務室)」に行ってみると、既に大勢の先客が。見たところ欧米人が多いが、中には中国人っぽい人間も。華僑だろうかと思っていると、友人の手続を代行してあげている人のようだった。中には両親らしき人がついてきている人もいた。確かに10代くらいにも見えたが、どうしてこの年で杭州に中国語を学びに来ているのか、興味が湧いた。そういう親に限って割り込んでくる。まぁ欧米人が普通に並んでいるなか、日本人が対抗しててもししょうがない。

銀行に行って学費を振り込んで来いというので、昨日に引き続き頭痛がしていたが、とにかく銀行へ。銀行では、一応受付番号発券機があり、その順番通りに呼ばれていくシステムになっている。一応と書いたのは、ここでも割り込む人は割り込んでいくから。

その発券機が最初わからず、さっきの事務室で前に並んでいた欧米人がいたので、その人に聞いてみた。同じ立場の人間は基本的に優しいもので、一緒に発券機のところまで行ってくれた。その後、窓口で、振り込み用紙の漢数字の書き方が違うと2回書き直しをさせられた。あちらでは、1は壹、2は膩、3は参と書く。最初の振り込み用紙は大学の事務員が書いたものなんだけど、2の字が間違えていた。これはしょうがない。次は自分で書いた字の3の下の3つの線を右から左にはらうのではなく、左から右に止めるのだと言われた。そういうもんならしょうがない。もう一度書きなおすと、今度は複写シートが下の方でずれていて、下の複写された控え用紙では金額欄に金額が納まっていない。これで相当頭に来たのか、銀行員がうろうろして相談に乗っている主任みたいな人を呼んで、代わりに書いてもらった。多少申し訳なくも思ったが、その字が行書なのかなんなのか全く読めない。しかも3は完全にはらっている。なんなんだ一体。

まぁともかく銀行振り込みは終わった。事務室に戻ると、明日の試験の時間と場所を書いた紙を渡され、手続は終了。フロントでもめないよう、3日目にもらったインターネット開設の紙を、念のためもう一度もらっておいた。

さて、インターネット開設のためにフロントに行くと、従業員同士でまたわーわー言っている。どうやら以前頼んだ人が手続きをした時に部屋番号を間違えていたようだ。しかしその人は、こちらに話しかけるときは落ち着いてゆっくり話しかけてきたので好印象(聞き取れたわけではないが)。IPアドレスなどをわたされ、試してみろと言われるので、とにかく試してみた。自分のインターネット知識が不足していることもあるのだが、いろいろ試したがうまくいかない。
少し気分転換にこないだのパン屋でまたパンを買ってから、フロントに聞きに行ったところ、私ではなく、あそこにいる彼に聞けと言われた。あそこにいた彼は、学生が座るベンチでIPadをいじっている。彼に聞くのか?と聞き返したところ、彼は詳しいと言う。
彼は何者だろうと思い、とにかく聞いてみると、まずは親切に教えてくれた。そのあと、フロントには聞いたかと予想通りの質問をされたので、フロントの人があなたに聞けと言っていたと答えると、彼は苦笑。オーケーわかったよという感じで、中国語と英語で説明をしてくれた。6時まではここにいるからと言われたので、部屋に戻って試してみたが、やはりうまくいかない。するとパソコンをもってこいと言われたので、言われた通り持って行ってみた。LANケーブルも抜いた状態になるのだが、一体どうやって処理するのだろうかと思っていたが、日本語のパソコンをいとも簡単に操作していく。唯一聞かれたのは、「Where is Internet option?」だけ。LANの設定というところをいじり、これでうまくいかなければ、自分にはNo ideaだ、と言われて返してもらったパソコンを部屋で再度立ち上げてみると、果たしてインターネットにつながった。素晴らしい!!
もう一度下に降りて感謝を伝えると、「没事儿(なんてこたない!)」と一言。なんてかっこいい奴だ!
そのあとは、家族とスカイプをしたり、久しぶりの日本の情報をネットサーフィンしているうちに夜になってしまった。明日は試験なので、10時過ぎには寝ることにした。