11日目 〜曲院風荷〜

今日も授業の後、イタリア人の彼とご飯を食った。しかし、話をすればするほど、日本の漫画の話が出てくるので、彼はかなり若いのではないかと思ってくる。それともやはり外国人にとって日本の漫画は相当影響が大きいのか。昨日の太極拳の型がドラゴンボールのかめはめ派に似ていると言われた。うーん確かに。そんなこと思いもよらなかった。

中国では割り勘はあまりしない。そのため前回はこちらがおごったので、今日は彼がおごってくれた。同じクラスに参加している彼の妹も一緒に食べたが、妹の方はほとんど食べす、早々にどこか行ってしまった。それなら5皿も頼まなかったのに。。。予想通り丸丸一皿分ほど残ってしまった。

それにしても彼の会話は訛りがきつい。中国の南方訛りである、shi,zhi,chiが全てsi,zi,ciになる。そのため、意思疎通が結構大変。ただでさえリスニング能力が低いので、紙に書いてもらったりして話しているが、彼の様子を見ていると、それほどうっとうしくもないようだ。

今日はその後、大学の周りを自転車で走ってみた。自転車は大学の正門を出て少し行ったところにレンタサイクル置き場があるので、そこで借りて行った。  
杭州植物園というところがあったので、入ってみた(無料)。人がいない割にものすごく広い。西湖には観光客が多いが、こちらは地元の人の散歩コースとなっているようだ。子供に水浴びさせている家族や、何故か後ろ向きに歩いている人がいた。

植物園の向かいから西湖に向かうと、曲院風荷と呼ばれる地域に近い。ここはハスの花が有名らしい。葉っぱしか見られなかったが、確かに多かった。それにしても、ここも雰囲気がいい。    
この辺りは最近は張芸謀(チャンイーモウ)が演出をする場所になっていて、警備員が至る所に立っており、ここから先には入るなと言われた。また、杭州市は福井市等と姉妹都市だが、福井杭州友好公園というものがあった。と言っても西湖全体からすると、ごくごく微々たる規模。この公園にいる人はどの程度この公園の名前を知っているのだろう。
西湖を抜けるとケンタッキーがあったので、たまには中華以外を食べるのもいいかなと、2日目と同じセットメニューを頼んだ。帰りも近くに自転車置き場があったので、そこで自転車を借りて大学の前まで行く。このレンタサイクルシステムは本当に便利。行きも帰りも1時間も乗ってないので、本日の利用料は無料。ただ、自転車は結構汚いし、ブレーキの利きが悪いものが多いので、運転には注意が必要だと思った。

その後大学の中を歩いていったが、バスケットやジョギングなどの運動している人が多かった。初日にも夜中にバスケットボールを持った学生を見かけたが、その後昼に大学を歩いている時は、立派な陸上トラックもバスケットコートも全く使われていなかった。確かに、最近の杭州は昼37℃前後まで気温が上がるので、運動は夜やるべきだ。夕方に西湖付近を歩いている時でさえ汗が噴き出してきたので、昼に運動をしたら倒れてしまう。

その後、コピー屋で、週末の大連往復のEチケットを印刷してから、帰宅。大学内の店については、また後日。