12日目 〜大学の店について〜

中国の大学の中には寮も店もある。もともと改革開放前には、単位(danwei)と言って、仕事と生活が一体化していたから、大学で働く人は大学の中で生活が完結するようになっているのだ。
なお、今いる大学では、敷地のうち、宿泊部分が6割、残りの4割を教育施設、運動施設になっている感じだ。

さて、大学の中の店は多種多様である。日本の大学生協みたいな購買部はもちろん、食堂、軽食屋、果物屋、ATM、携帯屋、散髪屋、メガネ屋、鍵・靴修理、自転車修理、印刷屋、お茶屋、旅行社などなど。日用品や日常サーボスは何でも揃う。ちなみに選択は、基本的に手洗いで、洗濯物は、窓の外や広場に干してある。布団や衣類を無防備に干してあり、女物の下着なんかも干されてたりするので、日本とは感覚が全く違う。さすがに留学生宿舎には共用洗濯機もあるし、外に干している人は見かけないが。

ところで、今授業で使っている教室は、宿舎の隣の建物なのだが、そこも教室兼宿舎(中国人、留学生兼用)になっており、そこには、防空地下室というものがあった。今はもちろん使われていないようだが、いつ作られたものなのだろうかと気になった。