昆明1日目

今日から旅行。朝11時過ぎの飛行機に乗ってまず昆明へ。昆明は雲南省の省都。少数民族が多い地方だ。三国時代では孟獲がいた地域だ。そう考えるとかなり辺境の地にも思えるが、今の中国では普通に大きな地級市だ。標高が1900メートルほどあり年平均気温が15度と過ごしやすい地域なので春城と呼ばれている。

飛行機の中では、前に座っていた人が話しかけてきた。北京で航空航天大学に通っており、来年からNECで働くとのこと。日本の温泉に入って、ラーメンを食べたいと言っていた。自分も帰国したら風呂にゆっくりとつかって、日本のラーメンを食べたい。他にも食べたいものは数多くあるが・・・。北京で再会することを約束してきた。ちなみに彼も少数民族らしい(イ族というらしい)。

ホテルにチェックインしてから、近くの旅行社に行って明日のツアーを申し込んでから駅前や翠湖と呼ばれる湖に行ってみた。翠湖は特に何と言う形容詞も思いつかないような「まぁまぁ」な地域住民の憩いの場のような場所。その周りがにぎわっていると聞いていたが何もなかったので、飛行機で会った彼に教えてもらった雲南名物、過橋米線の店へ。過橋というのは良く意味がわからないが、米線というのは、米で作った麺のこと。色々と具が入れられ、かなりおいしかった。20元。写真は駅前。

その後、焼烤というこれまた雲南名物らしい串焼きの屋台に行った。場所は国貿路というところを南に一筋行ったところが屋台街のようになっており、20軒ほど並んでいる。ここで自由気ままに注文をして座って食べられるようになっている。中華鍋を振り回して作っていたチャーハンがおいしそうだった店に入り、串を8本ほど、でかいナスを一つ頼んだ。出てきてみると真っ赤になっている。唐辛子があり得ないくらい振りかけられており、具が見えない。四川が麻辣なのは知っていたが、雲南もこれほどまでに辛い物好きだとは。串を1本食べたあたりで、口の周りが腫れてくるような感じになり、それ以上は舌がもたなかった。その後ビールやチャーハンで何とか食べようとしたが、串2本、ナス3分の1ほどを食べた時点で口と胃へのダメージが限界になり、残して帰ることにした。チャーハンも含めて29元。安いのはとても安い。ちなみにビールは1本5元だった。

ホテルに戻ってから少し飲み直したが、明日も早いのですぐ寝ることにした。そういえばホテルは二人部屋で5000円くらいだったが、かなりのレベルでバスタブも着いていたので3か月ぶりくらいの風呂に入ることができた。