昆明2日目

昆明2日目は、旅行社で申し込んだ中国人ツアー(180元ほど)に参加することにした。中国人ツアーは初めて。同じようなコースがJTBだと9000円ほどなので、値段だけ見ると、日本人ガイドが入ることで4倍くらいに跳ね上がることになる。ちなみに西安の経験だけで判断すると、英語ガイドがつくと2〜3倍程度。
石林という世界遺産に行くのが主目的なのだが、まずは、ツアーには付き物の土産物屋に2店ほど連れていかれてから、AAA級の観光地という寺に行った。寺なんかは欧米人には珍しいかもしれないが、日本人には珍しくもなんともない。まぁ仏教は仏教だし、阿弥陀如来像などがあったので(それ以外は聞き取れなかった)、家族の健康を祈っておいた。入り口付近に布袋さんがいたが(寧波の出身で、杭州の霊隠寺飛来峰の布袋さんが有名だが、中国では多くの寺にいるらしい)、バスを降りたときにもらった参観グループ名を記載したシールが布袋さんの背中に貼られまくっていた。いいのか?と思ったが、みんな帰りに貼っているので自分も貼ってきた。


その後いよいよ石林へ。ここの景観は言葉では表現できないので、写真を載せておきます。とにかく切り立った石が無数にあり、まさに石の林のようでした。写真をクリックするとそこそこ拡大します。
中国南方カルストとして、貴州、重慶などとともに世界遺産に登録されている。また世界で最初のジオパークにも指定されているらしい。あまりに多すぎて帰りには少し慣れてしまうほど。圧巻でした。確かにこれなら世界遺産になるわ。


バスで昆明市内に戻ってからは、中国版ぐるナビ的なサイトで探しておいたレストランへ。中庭で琴の生演奏もあり、なかなか雰囲気が良く、料理もかなりおいしかった。それでも確か2人で150元ほど。この料理の安さが中国の一番素晴らしいところ。そして中国のレストランは大抵持ち帰りをすることができる。後で焼烤も食べる予定だったので、とりわけおいしかったエビのプーアル茶葉炒めというのを持って帰ることにした。ちなみに、雲南省の特産茶はプーアル茶。語源となったプーアルという地名もある。
その後、昨日まともに食べられなかった焼烤に再チャレンジすることにした。店員に不太辣(あんまり辛くないもの)と注文をつけて、出てきた料理はこれまた絶品。雰囲気がそうさせるのだろうが、イカやキノコのにおいが肉や野菜の味も引き立たせてくれた。あまりにおいしかったので、帰りにまた数品頼んで持ち帰り、ホテルで食べることにした。

ホテルではレストランから持ち帰ってきたエビとともに飲み直し。ホテルの近くの売店で売っていたビール(バドワイザー)が10元と高く、ホテルのフロントに頼んで部屋まで持ってきてもらうオーダーサービスでも12元と大して変わらなかったので、なくなったらオーダーで頼むという豪勢なことをしてしまった。10元が高いと感じてしまっているが、日本で考えるとバドワイザーを150円で部屋まで持ってきてもらえるなんてありえない。この日は結局かなり飲んだ。