桂林3日目

3日目も朝早くから中国人ツアーへ。今日も山水画のような景色のところへ行き、鍾乳洞へ。今日の洞窟は相当大きくて、中に入るのに船に乗ったほか、洞窟の中でトロッコのような軌道車に乗り、更にもう一回船に乗り、最後はエレベーターで上がってきた。かなりの規模だったのと、2日連続で疲れていたのもあり、これはこれで楽しかった。ただ、土産物屋が3か所くらいあり、洞窟の中で商売するのは何となくやめてほしい。
    

その後、自然の中でアスレチックができるような場所に連れていかれた。ここでは、昼ごはんの時に上海で働いているという中国人夫婦と仲良くなったので、彼らと回ることになった。渓流のぼりをする人は入り口付近でヘルメット、レインコート、藁草履などを買い、奥へと進む。桂林は観光都市として、市全体でゴミの廃棄対策に取り組んでおり、ここは特に力を入れている場所らしかった。入り口入ってすぐのところに「ゴミを捨てるのは誰ですか?」という文章が書かれた扉があり、そこをくぐると鏡で自分が映るようになっている。単なる標語より、こういう仕掛けがあるとより効果的に感じる。
更に奥へと進み、水が岩の上を流れている綺麗な場所で写真撮影をしたかと思うと、実はそこを上るらしい。かなりの水の量で、手首足首はびしょ濡れになったが、水は澄んでいるし、冷たくて気持ちよかった。この渓流のぼりは予想以上に長い距離を歩くことができ、自然の中で童心に帰れるような体験ができた。帰り道には、このあたりの民族の方言が階段に書かれていたり、木の上に昔の家が建てられたりと、文化を勉強できる工夫もされていたし、ターザンみたいにブランコで向こう岸に渡れたり、プチジェットコースターのような乗り物もあり、また木を使った重量上げや体重計、吊り橋みたいなものもあり、昨日とは一味違った楽しい観光ができた。
  

帰りはお決まりの土産物屋に寄ったあと、9時発の飛行機で北京へ。自宅に戻ったのは1時過ぎだった。文化遺産を見たいなら西安に行け、自然を見たいなら桂林に行けと言う言葉があるらしいが、本当に大自然を満喫できた旅だった。