結婚式

昨日は成田に着いてから成田エクスプレスを逃したので、10時過ぎの帰宅となった。久しぶりに日本風みぞれ鍋を夕ご飯に食べて、大量に買い込んでいた日本語の本や、冬服を整理してから3時くらいに就寝。

朝、一応、帰国理由の予防接種へ。新横浜にある小さなクリニックで、A型肝炎、B型肝炎の3回目を受けた。狂犬病の3回目も受けられるとのことだったが、とりあえず手持ちのお金もなかったし(カードで払えたのだが)、狂犬病の3回目は半年〜1年後だし、普段生活している上で犬とはよく会うが、噛まれることにはならなそうなので、やめておいた。しかし予防接種と言うのは保険がきかないので高い。A、B型で合計16000円もする。

一旦家に戻ってからまずは日吉に行き買い物。と言っても、結局本屋にしか行かなかった。都市計画の本を探したが、建築関係は多くても都市計画となるとやはり少ない。「まちづくり」という月刊誌で震災特集をしているので、それを買いたかったのだが、結局日吉でも恵比寿でもみつからなかった。

その後恵比寿のウェスティンホテルで行われる親友の結婚式へ。中学から職場まで足踏みを含めてすべて同じ道を歩んでいる腐りきった縁のある友人だ。海外からの参加というと普通は珍しいかもしれないが、何の疑問もなく出席するのが当然だろうという感覚だった。家にも何度か遊びに来ているので、妻も呼んでもらった。

そういうわけで出席者も新郎側はほとんど知り合い。久しぶりに話をしたかったが、逆に知り合いが多すぎて少ししか話せなかった人もいたのが少し残念だ。新郎の両親とも話をして、向こうの親もうちの親のことを覚えていて、人形作りが上手な話が面白い人だと言ってくれていた。

結婚式ではスピーチを頼まれており、係の人からはお色直しのあとすぐですよと言われていたのだが、なかなか出番が回ってこなかった。なので、普段はさほど緊張しないのに、どんどん緊張してきてしまった。この緊張した時間が長かったので、最初の出だしが固いんじゃないかと思い直して、何か中国ネタを作れないかその場で考えたり、それまでにスピーチをした人の話や新郎新婦紹介の内容を取り入れられないかと考え直したり、やっぱり言いたいこと言うのが大事で、あれこれ考えずに行こうと考えなおしたりして、そのため周りの人との会話も減ってしまったのが申し訳ない。

スピーチは、言いたかったことの9割は言えたので、自分でもまぁまぁだったかなと思うが、途中2回、完全に飛んでしまった瞬間があった。やっぱり緊張してしまったんだろう。でも、新郎は喜んでくれたみたいなので、安心した。

新婦の手紙もとても感動的だったが、挙式の時や、入場してくる時、最後のスピーチなどの時に、新郎とは色んな話をしてきたが、この人と結婚してこれから生活をしていくんだなと、しんみりと幸せを感じさせてもらった。

そして、身重の妻には申し訳ないが、一人2次会へ。せっかく友人が集まっているし、何より親友ともう少し話をしたかったし。新郎が別の会に行った後、終電で家の近くの駅まで帰り、深夜バスで家に戻った。まだ妻が起きていたので、それから今日のことやその他のことなど話しながらもう一度飲み直し。結局寝たのは2時くらいだっただろうか。

とにかく、久しぶりに、いろんな意味で自分の「本拠」を感じられる、いい一日だった。