成都、麗江旅行5 麗江へ

今日は成都から麗江(りーじゃん)への移動。

北京から成都に行った時の過ちを繰り返さないよう、早めに移動したので、成都では何もせず。麗江の飛行場には2時くらいに着いた。

ここで不思議な感覚を覚える。とても田舎なのだ。人が少なく、山に囲まれており、空が青い。そういえばこれまで行った都市はすべて大都市だ。一番小さい桂林市でさえ、総人口では500万人(市区面積では70万人ほどだが)。それに比べて麗江は総人口130万人だ。
日本の諸都市と比べると、例えば京都、神戸が150万年なので、麗江も十分に大きいのだが、中国という大国では面積、人口の感覚が日本とは大きく違う。

麗江の説明をもう少し続けると、町の標高は2400メートルほどの高山都市であり、古城という古い建築群が保存されており世界遺産に登録されている。ナシ族と言う少数民族の古都であり、漢族より少数民族の方が多い中国全体では珍しい都市だ。アクセスは、昆明からのアクセスが最も多いが、飛行場があるため、北京、上海、広州、成都など大都市からも直接行くことができる。

ホテルは三合酒店という、古城地区に入ってすぐのところにあるホテル。設備は昔の建築を活かしており、扉も南京錠で占めたり中庭があったりととても趣のあるもの(1泊320元)だった。写真は中庭。

ただ、サービスは不十分。最初のチェックインの際、ネット予約をしていたのだが、「そんな情報は入ってないと思う」と一言。確認した後、やはり部屋はないと言う。
ここで言い負けると結果負けるのが中国式。携帯電話に予約確認のメールが来ていたので、それを見せて何とか部屋作ってと言うと、ようやく何かしら手続を始めて空いている部屋をあてがってくれた。

日本のホテルだと何も言わなくても開いている部屋の斡旋をするが、この国では「主張しないものは負け」なのだ。

荷物を置いてから古城地区を少し散歩。観光地化が激しいと言う友人の話通り、観光客向けの商店が極めて多い。とはいえ、自分としては、それだとしても古い建築が残っているのだから、これはこれでいいと思う。
  

その後、市街地の方も少し歩き、古城の裏にある獅子山に登った。ここからの景色はなかなかなもので、古城全体を一応見渡せる。

降りてくる時は、坂の途中に古い建築と特産品の土産物屋が並んでいる雰囲気が、何だか京都のように感じた。写真はあまりよくないが、獅子山から下りてくる道。

夜は、ホテルの隣のレストランで食事。音楽の弾き語りもあり、1人100元とかなりの額がしたが、味も雰囲気もなかなかのもの。古城エリアの入り口にはケンタッキーやピザハットもあるが、観光客であそこにわざわざ行く人はいるのか?

夜の麗江はこんな感じ。
 
綺麗なのは綺麗なのだが、やはり一人で来る街ではないように感じてきた。九寨溝は絶対に一人ではいかないと決めているが、麗江も同じような都市だったかもしれない。

夜ホテルに戻ってからは、今日一日一人で周り、結構しんどかったのと、もともと余り何をするか検討していなかったことと、旅行代の観点から、厦門行きは今回はやめることにした。旅行日程の変更を決めたりしていたので、寝たのはまた深夜になってしまった。