国際学力比較

http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/3940.html

OECDが行っているという国際学力比較を見つけた。
上海がすべてにおいて1位となっており、韓国、香港、シンガポールなどに日本が続く。

これが意味するのはなんだろうか。
データの抽出方法まで調べていないので、もちろん単純比較なんてできないだろう。
たとえば、同人数を対象にしているなら、上海なんて中国中(13億人)からトップ層が集まってくる地域の一つなので、有利なのは当然だ。
香港、シンガポールは英語圏の学生が来る可能性もあるし、日本、韓国とあるが、これもどの都市を対象にしているかで異なるだろう。
ただ、対象年齢が15歳ということは、大学生ほど学力の地域的偏りを考えなくてもよいのかもしれない。

いずれにせよ、アジアがトップを占めており、その中でも中国の学生の能力の高さがわかる。
日本の大学生は、自分を含めて、あまり勉強しないが(講義時間を含めて1日4〜6時間らしい)、何度か書いた通り、清華の建築学院の大学生は12時過ぎまでやっていることも多い。まぁ、時期によっては全然いない時期もあるが、1日8〜10時間くらいはやっているだろう。2倍の差がある。

かといって、日本は仕事を始めると就業時間がやたら長い。中国は職種にもよるが、夜8時9時までやると長時間労働だと感じるようだ。(ちなみに、自分の知り合いの大学教授は、日本と中国国内を飛び回っており、たいてい夜3時くらいまで仕事、研究をしている。)

結局どの国でも努力するかどうかは人それぞれと言えると思うが、人口規模から言っても、大学での真面目な態度を見ても、中国の秀才は数の上ではゴロゴロいるのは間違いない。