昆明研修3日目

昆明研修3日目。2日間は大き目の施設や文化保護材を見ただけで観光と余り変わらなかったが、最終日、積極的な中国人とグループで自由行動だったので、飛行機の空路の真下にある農業市場、都市農村(城中村)、その中の貧しそうな古民家、高層ビル開発ラッシュの中にたたずむ古寺など、面白いところを見ることができた。
中国では生活水準が低いところに行っても、低価格低品質の物や中古品の売店が多くて驚くほど活気がある。それにかなり多くの子供たちが遊びまわってるし、商店の大人は客が来ない間は麻雀してるし、おばあちゃんは道端に腰をかけて道行く人を眺めている。
自分の住んでいるマンションは外国人が借りてる部屋が多いからか、ほぼ近隣関係はない。
元々親戚と友人以外の人の目(法律も含めて)を気にせず、会社への帰属意識も低い国民性の中で、近隣関係がなくなってしまうと、どうなるんだろう。政府は公民意識を作ろうと必死だが、その必要性もよくわかる。昔の四合院や胡同はもともと庭や通りを中心に家族や地域の交流を強く意識できる作りとなっていたし、道徳的な政策だけでなく、建築、都市政策的にできることもあるだろう。