北京街歩き

今日は東大で博士課程を取ったという韓国人ポスドクとご飯を食べてきた。4年半日本にいたらしく日本語は堪能。今年から清華大学で研究者としてエコシティをやるらしい。つい先日、自分の指導教授たちとハルピンに視察に行ってきたらしい。

彼女との話の中で、ふとしたはずみから自分がこないだ始めた北京街歩きの話になった。それについて、中国に来たばかりの彼女も食いついてきて、テーマを持った街歩きは是非一緒に回りたいとのこと。日本語もできる、しかも「まちづくり」が主眼になってきている東大で都市計画博士を取ったような人と回ると、自分一人で見るよりも何倍も面白い見方ができるに違いないと、自分としても申し分なかったのだが、更に彼女から一言。

「中国のまちを見る見方は、中国人の観点で見るのと、日本人の観点で見るのは違うと思う。韓国人の観点で見るのも当然違う。北京の街歩きについて本にして出版してみたらどうか。」
「それなら『日中韓が見る今の北京』という形にしたらもっと面白いかも。」
と、話が膨らんでいった。

3つの国の研究者(といってもペーペーだが)が同じ街を見て、視点の違いをまとめた資料なんて、どこの国のどの都市でもめったにないのではないか。
来年度やるべきことを色々検討していたが、(需要は少なそうなので出版はともかく、)この活動は是非具体化して実現してみたい。