復興公営住宅
今日は友人からの依頼で、自分のプログラムとは別の授業で公営住宅についてプレゼンしてきた。早稲田、清華共同で被災地の住宅建設についての研究をしているとのこと。生活の早期安定と長期的な計画が必要な中で、実際に実行できるような住民に満足して頂ける建築モデルを提案してくれたらと思う。
色んな方と話していて、自分に現場での勤務経験がないのがよく残念に感じる。
それはともかく建築家の話はほぼ例外なく思想をオープンにさせてくれる。彼らはいかにして他の人と違う発想、デザイン、コンセプトを作るかを考えているからだ。自分のように法律系の人間は逆にいかにして普遍化するかを考える。
もちろん、建築家もビジネス面では、自分のデザインの普遍化を検討したりもする。なので実際のプロジェクトになると、よほど公共建築や大会社の本社ビルなどランドマーク的な建築を除いた、一般の個人住宅や、大量供給する公営住宅などでは、普遍化できる仕組みを考えることも多い。公団住宅、51Cなどはその典型だろう。
日本に戻ってから、彼らデザイン部門の人とどう付き合っていくかはまだよくわからないが、今一緒に勉強をしているという機会は大事にしたい。ということでそのうち清華大学建築、都市関係者の会を開きたい。