負けず嫌い

「自分は英語で留学に来ているが、中国語が出来ないという言い訳にしたくない。要は負けず嫌いなんだ。」
北京でこれ以上ないくらいお世話になってきた先輩が言っていた言葉だ。

そうは言っても、1年前の自分の状況を振り返ってみると、
・言葉が全く通じない
・知り合いがいない
・専門分野の知識もない
・周りは共産党員ばかり
という中で、負けたくないと言う気持ちだけで何とかなるもんではなかったと思う。
当時は情けないながらも慣れるのに精いっぱいだったし、自分に出来ないところは変わってもらったりした。

でも、これから1年は先輩と同じ気分だ。
既に1年ここで暮らしている。中国語も、都市計画についても1年間勉強する時間があった。言い訳をする要素は何もない。そして、普通、駐在員を除けば2年間いるような人はいない。

人付き合い、中国社会の理解、都市計画の修士課程、中国にいるどの留学生にも負けない気持ちでやりきってやりたい。

阪神大震災、大親友、家族と娘、社会人1年目の時の尊敬する先輩、中国で面倒を見てくれた先輩、慕ってくれている後輩、日本へのプライド、出身校に対するプライド、全部含めて全力で自分を奮い立たせる力にしたい。