中国の住宅金融制度(宿題)

不動産開発の宿題がおおよそ終わった。この課題は先週の金曜から始めて実質4日で終わったことになる。もともと要求事項が不動産開発に関する政策、プロジェクトなどと漠っとしていたのと、住宅の課題で取り組んでいるテーマから派生させた内容について書くことにしたのでテーマの具体化が早かったというのもあるが、それにしても都市改造にかけた時間(100時間)に比べて5分の1程度だ。

内容は日本と中国の住宅金融制度について。概要は以下のような感じ。

・中国の不動産開発において、住宅取得は大きな問題
・日本では住宅取得政策として、公営住宅、公庫住宅、公団住宅の3本柱でやってきた。(公営住宅は賃貸なので、少し流れからズレてるが)
・その中でも住宅取得に大きな役割を果たしたのは公庫融資。
・公庫が果たしてきた役割。57年間で1941万個へ融資。
・公庫の融資スキーム。融資条件。
・公庫融資の問題点(民業圧迫、税金投入、繰上返済時の逸失金利リスク)
・公庫から機構へ。不動産証券化(フラット35)。
・中国の住宅金融システム(公積金制度)。
・公積金制度の概要(源泉徴収、地方管理、貸出条件)※年金みたいなもの
・公積金制度の問題点(資金運用効率、リスク管理、貸出に関する不平等)
・公積金制度に対する提案(低所得者向け住宅建設との整合性のための計画策定、地域間の格差・運用リスク低減のための中央政府管理)
・結論(住宅金融システムだけでなく雇用政策(安定収入)も大事)

というような、普通のレポート的な内容だ。
この課題を持って、前半の課題がようやく終わることになる。(既に後半の授業は4分の3が過ぎようとしてるのだが。)

あとは、
・(7割がた完成)保障性住宅
・(資料集め中)神戸市の地理学的考察
・(手付かず)土地利用計画
・(手付かず)都市計画実践
・(手付かず)人間居住環境科学3つ目の宿題
・(毎週発表)設計
だ。一番締切が遅いであろう人間居住環境科学の締切は1月末。
設計を除く5つのうち今月中に3個終わらせられれば、1月中旬までには終えられるかもしれない。

残った時間で、修士論文について、先行研究をひたすら読みまくって、テーマの設定とアウトラインくらいはこの冬休み中に作ってしまっておきたい。来年の夏休みには教授3人と討論をする発表会があり、その場でテーマを認めてもらわないといけないので。

今考えてるのは災害後の土地利用計画だが、今学期レポートを書いていてわかったが、これだとあまりにもテーマが壮大過ぎる。また、世界一進んでいる日本の災害対策制度を見ながら中国で何を研究するというのかよくわからない。
災害後の復興過程における都市計画の策定と住民参加くらいなら範囲的には何とかなるだろうか。うーん。。。
それとも、帰国後の仕事と直結しやすい、環境都市、コンパクトシティなどの方がいいかな。うーん。