都市地理学

今日は、昨日書いた通り、朝9時から昼過ぎまでクラスメイトと打ち合わせ。
午後は、都市地理学の課題をやっていたのだが、追い詰められてないとどうも集中力がマックスにならない。
今日はだらだらと神戸港の歴史についてまとめてしまったのだが、地理学という観点から考え直してみると、これじゃ、神戸の都市機能のうち、港という機能の歴史をまとめたに過ぎない。

そこで、こんな風なレポートに組み立てなおすことにした。
1.1.地形上の理由、明治の開港により、港機能が発展したこと。(歴史)
1.2.港という機能によって、貿易関連業や臨海工業の発展、居留地や南京町などの特殊な街区を形成したこと(貿易額などの産業データ)
1.3.株式会社神戸市としての港湾開発とニュータウン開発(ニュータウン関連データ)

2.1.大阪と神戸、神戸と周辺都市との都市関係(通勤率などのデータ)
2.2.私鉄と不動産開発による高級住宅地の形成(歴史?)

3.1.港湾機能、都市間関係が神戸の都市構造に与えている影響
(内的:商業立地、住宅分布、郊外と中心地の関係。外的:兵庫南部における都市機能の集積中心・交通結節?、京阪神における位置づけ?、姫路、明石、西宮、尼崎などとの都市階級構造?)
(ex.兵庫地区と神戸地区の機能の違い、元町三宮と新開地、山手と海岸地域、2号線と43号線、御影・芦屋、西区、北区)

4.1.阪神大震災による被害と復興の状況
4.2.阪神大震災の被害と神戸の都市構造との関係(ex.被害が大きかった地区とその地区の住宅構造など)
4.3.阪神大震災の復興と神戸の都市構造との関係(ex.復興において重視した機能、復興都市計画、被災前後の居住者の変化など)

5.1.京阪神地域における神戸の目標

自然地形、地域において担う都市機能、歴史などが都市構造や都市機能に与える影響を調べて、それが震災という事象の時にどう表れるか、を検討してみようと思った。
発表まであと1週間。最悪発表は3.1まででもいいような気はするが。明日中に3.1まで書けるよう頑張ろう。

こないだ日本に帰った時に持ち込んだ本なのだが、「現代都市地理学(北川建次編)」という本は基本的な内容がまとめられており、とても参考になる。ただ単にこの本だけ読んでいると「ふーん」という程度に思えるのだが、どこかの都市を具体的に分析しながら、この本をパラパラめくると、「そういう観点で分析すれば面白いかも」と思わせてくれる。