小論文執筆パターン

さて、残り5つの小論文を1月18日までに仕上げないといけない。
2つはほぼ終わっているが、問題は残り3つ。

というわけであまり時間がないので、日記もおそらくそれまでの間は簡単なものになると思います。

今日は、今学期の小論文(FinalPaper)の執筆パターンについて。
自分の強みは、
・日本の都市研究を紹介できること
これに尽きる。そのため、できるだけ日本の分析の部分を多くしたうえでの比較研究の形で執筆すると、その分楽になるし、相手にとっても有用なものになる。

実際、中国人が書いている学術論文なんかでも、国外制度の紹介に関する論文は、「1割序論、7割国外制度の紹介、分析、2割中国への適用可能性」という構成が多い。修士論文でなくて、ある程度構成が自由なので、同じような感じで書かせてもらっている。

進め方はこんな感じ。
1.テーマを考える
中国で問題になっているかどうか、日本でも問題になったかどうか、後で役に立つかどうか等からテーマを頭で考える
2.テーマの絞り込み
まずは、wikipedia、ネット百科辞書、総述論文(先行関連研究をまとめてくれているもの)などでテーマの概要を把握。その後、日中比較ができる論点を見つける。
3.日本の制度の勉強
日本の制度を勉強してまとめる。
4.日本の制度についての論評
自分の観点をとりあえず書いておく。
5.中国の制度の勉強
3に関連する中国の制度についてまとめる。
6.日中比較
類似点と相違点を意識しながら、日本の何が参考になるかを漠然と思い描く。
7.事例、データ探し
比較が出来そうなら、関連する日中の事例、データを探す。
8.日本の制度の論評、日中比較についてデータで補強
3、6を書き直す。
9.結論
比較した結果考えられることを書く
10.概要、キーワードを書く
Abstract、Keywordを書く
11.中国語訳
まとめたペーパーを中国語訳にする。概要、キーワードは英語訳も。

こんな流れで書くものが多い。

留学目的(中国の都市政策の理解)という視点とは少し違うのが悩みではあるが、そもそも日本の制度や都市計画理論の理解も不十分な中で課題をこなすにはやむを得ないと納得させている。あと半年は積み重ねの時期で、来年秋から授業がなくなり、論文執筆の段階になった際には、中国の制度や事例についての勉強を中心にしていきたい。