日本語の長さ

今、都市実践という授業の課題で、不良住宅改良について研究することにした。
中国では、急激な都市化に伴い、新たに都市地域に編入された地区が、都市計画もなく、居住環境の悪いスラムのようになっているということだからだ。

というわけで日本の文献を調べてみていると、こんな新聞記事があった。

神戸又新日報 1927.5.29(昭和2)
新たに調査機関を設けて新川の不良住宅改善
役員と規程はきのう発表
愈々多年の懸案解決の運に

不良住宅改良法は既に本年三月二十九日法律第十四号を以て公布され施行期日も目睫の間に迫っているので神戸市でも多年の懸案である新川不良住宅の改良を決行すべく社会課が中心になって各関係部課と連繋し改良案及び財源につき調査中であったが稍もすると各部課の連絡が統一を欠ぎ隔靴掻痒の憾みがあるのでこの際百尺竿頭一歩を進めて権威ある調査機関を設置することに決し最近市長の決裁を経て葺合新川不良住宅地区改良臨時調査会を組織し左の規程を制定すると共に会長以下の役員を任命した、即ち会長・・・

自分もついつい日本語の文章を長く書いてしまい、翻訳の時に(長いままでは翻訳できないので)結局細切れにしているのだが、昔はこんな感じでもっと長かったのだろうか。。。

日本人ならこんな長い文章も読んだらすぐわかるが、外国人には難しいだろうな。。。