都市論備忘録

木曜の指導教授のゼミで、博士課程の人の土地利用計画制度の比較分析という発表に対しての指導教授のコメント。
・計画経済の時代には、計画=現状だった。市場経済に入ってからは計画は不確実性を考慮しなければいけなくなった。(なので、土地利用計画の分類と土地利用現状の分類にも違いがでる。)
・計画は、行動(娯楽、商業、ビジネス等)を制限する。

今日読んだ「都市計画1月号」での磯崎新の寄稿。
・近代は首都が国家の顔であり、国家の統治形式が都市構造に表れていた。
・現代では民間の資本の動きが都市のシルエットを作っている。モビリティの中で都市が形成されていっており、建築が縦横無尽に伸長している。
・未来は、情報が重要なファクターとなり、高密化、流動性を持つ都市が形成される。
・センターと同心円の北京は化石都市、交通の流れに合わせて複数の中心を持つ深圳は線状都市、金持ちも貧乏人も同じインフラを利用し違うレベルの活動を行う上海は滅茶苦茶な都市

都市計画1月号には、2050年の都市計画という題で、今までの都市計画学会会長の意見が載っている。買いたいくらい興味深い内容だ。
図書館が5時で閉まるから、読んでる本を強制的に取り上げられたのでまだ10数ページしか読んでないが、3月末にやらないといけない英語プレゼンと関係あるので、ざっと読破したい。