英雄

杭州である一般人の葬儀が行われた。

高速道路を走っていた長距離バスに謎の金属片が突入し、運転手は大怪我を追いながら1分間の間にバスを道端に止めたため、乗客には怪我がなかったというもの。その運転手の葬儀だ。

大変立派な方だと思う。生命の危険の中で仕事を全うする意識に敬意を表したい。

これがその葬儀の様子。
http://news.ifeng.com/photo/hdsociety/detail_2012_06/05/15056018_0.shtml

今中国では「最美司機」=「最も素晴らしい運転手」として大騒ぎになっている。家族は義捐金を断ったというニュースもあるが、例によって続々と届いているのだろう。

ここまでしてもらえれば、運転手も冥利に尽きるというものだろう。

日本でもプラットフォームに落ちた人を助けた高校生に警察署長から表彰状が出されたりするが、ここ1週間、ネットのトップ記事に上がり続けているので規模が違う。日本ではどうしてこういう報道が目立たないのだろうか?
・職業意識を持つ人が多すぎる
・出る杭は打ちたくなる
・(この事例の場合)被害者の家族に配慮する
などだろうか。
中国みたいに、とまではいかなくても、もっと社会の向上に寄与する人を取り上げてもいいんじゃないか。

金属片が何だったのかいまだに分からないというのは、中国の駄目なところだが。