未来の都市像

今日はプレゼン。昨日の夜起きたら、体のだるさも少し軽減されていたので、朝4時くらいまでかけてパワポを作り上げてしまった。

テーマは未来の都市像についてというもの。各自5分プレゼン5分討論というものだ。
自分は、
1.都市化の概括
2.都市化による都市生活の変化
3.都市生活の事例
4.都市コミュニティに関する理論
5.理論に基づいた都市生活の再検討
6.結論
7.おまけ
という構成で話した。例によってコミュニティに視点を絞った。

準備時間が足りなくなったこともあり、3は完全に自分の一生をフォローする形で、住宅の選択、住宅の種類、交通手段、活動範囲を分類。
4では黒川記章を引用し、黒川が言うコミュニティの変化(理論)と世代による活動選択の違い(自己経験)を元に一定の分析を行った。
結果は、幼少時から成年になるにかけて地域コミュニティから時間(主題)コミュニティへと変化が起きていく。出産を通してまた地域コミュニティを重視し始め、高齢になると地域へと戻っていく傾向にある。
そのため、日本に限らず高齢化が進む今後においては、特に地域コミュニティにおいて世代間の交流を行う必要がある。その手法として、二世帯住宅、土地混合利用、バリアフリー、スモールコミュニティなどの手法を挙げるだけ挙げて結論とした。
おまけでは、ここでも書いたが、最近見た中国の老人ホームの映画を紹介した。3世代間の思いの隔絶と交流について書いてあり、また結婚や仕事のために故郷を飛び出していく事例もあったので参考になると思ったのだ。

こんな構成で準備していたのだが、現場に行ってみると中国人の担当教授だけでなく、MITの教授もいる。設計の授業も担当してくれていたアメリカ人だ。完全に予想外だった。

まぁ発表事態はとてもうまくいったと思う。アメリカ人教授が大好きな土地の混合利用に触れていたからか、「君の考えは正しいと思う。コミュニティが2種類に分かれている点も、MIXED-USEが有効だとする点もだ。」と言ってもらえた。その後の質問に対しては英語が出てこずうまく答えられなかったのは情けない限りだが、まぁいいだろう。もう一人の欧米人(何人か不明)には、「個人の一生を追って帰納していくプレゼンのやり方は時として非常に強力だと思う」と、内容とは関係ないプレゼンの仕方の評価をされた。これは微妙だが、まぁいいか。中国人教師も、最後の映画を見たことがあるのか、「これはとても面白い映画です」とアメリカ人教授たちに紹介していたので、結果としてかなりうまくいったと思っている。

その他の学生たちが発表した内容と、それに対するアメリカ人教授や中国人教授のコメントでもとても面白いと思った点があるのだが、これはまた近々機会のある際に書こうと思う。