北京国際旅行博

今日は、昨日ご一緒させてもらった方に誘われたので、北京で行われている国際旅行博に行ってきた。
感じた点は以下の通り。

・日本に対する興味はあるが、「北海道」「秋葉原」「富士山」「刺身」「寿司」などまだまだ限られている。
・各地の名産品を懸賞にする大会があり、その場では中国人も群がっていて、大人気だったが、景品については、中国人の心をつかみ切れていないように感じた。
・日本旅行疑似体験コーナーというところで合成写真をとる企画があったが、そこは意外と大人気だった。
・上の3点から導かれるのは、日本というブランド力は高いものの、その対象は限られているということ。
・フランスのワイン、日本のSAKE(日本酒)、イタリアのファッションと同じように、もっとブランド戦略を立てる必要がある。
・中国の富裕層向けに高級品ブランドを維持する必要もあるが、それをいきわたらせるための低価格ブランドという戦略も必要ではないか。たとえば久保田の萬寿と千寿の関係のような。
・更に、北海道、東京、京都が独り勝ちをしている中で、他の地域の圏域型観光ルート、あるいは医療、結婚式などテーマ型の観光ルート開発が必要。これをすることで、2度目、3度目の客を呼び込める。これは地方自治体と協力して広域的自治体または国で推進していくべきだろう。

もちろん、上に書いたことなどは、実際に観光に携わっている人なら既に考えていることだろう。実際にそういう動きもある。またこの分野に携わっている方には話を聞いてみたい。