ゼミの内容
今、指導教授の研究室で、中国(上海、北京、深圳(香港含む)、昆明)、日本(東京)、フランス(パリ)の都市計画制度の比較を行っている。中国の制度について知ることができる願ってもないプロジェクトなのだが、日本の都市計画制度についてすら理解できてないことを痛感してしまう(高度利用地区と高度利用型地区計画の使い分け、改正地方自治法後の基本構想の法的位置付け(都市計画への拘束力)など)。
指導教授からは渡辺俊一の比較都市計画序説を勧められ、制度の歴史的経緯や文化的背景が重要なことは分かった。今越沢さんの東京都市計画物語や東京都の東京の都市計画百年などを読み返しているが、地域ごとにも異なっている中国の制度理解のための道はまだまだはるか遠く感じる。