神戸の地理研究と、住宅金融

さて、抱えていた課題も少しずつ終わってきた。今週の課題は、神戸の地理研究と住宅金融について。(あと、毎週ある設計課題)

神戸については、都市地理学の観点からの研究になるのだが、地理的に見ても歴史的に見ても、港がキーポイントになるのは間違いない。

・六甲山系から神戸港へと向かう急斜面、それが作り出す天然の良港
・平安時代の貴族の別荘地から、大輪田泊、福原の都、室町時代にわたる対中貿易港としての役目。北海道開運ルートや江戸への灘の酒の移出。瀬戸内海内航海運。
・開港、居留地としての歴史(上海との比較)
・大空襲、大水害と復興まちづくり
・コンテナ就航から国際貿易港へ
・大震災と横浜、プサン、シンガポール、香港、上海の台頭。

このように歴史をざっと概観してから、
・港湾が吸引する都市機能(データ分析)、都市の雰囲気(居留地、南京町の事例)
・関西圏における神戸の位置づけ(大阪湾ベイエリア構想)
について考察して、
・デザイン都市、医療都市としての神戸
という結論に持っていこう。

最後の結論部分で港湾との関係を述べられれば一貫した文章になるかもしれない。


住宅金融の方は、不動産開発という授業の課題だが、
・住宅金融融資の経済学的理論
について軽く触れてから、
・戦後の住宅不足解消のために住宅金融公庫が果たした役割(対象、供給量)
・最近の住宅金融支援機構に求められる役割(フラット35の理念、対象、効果)
について述べてから、結論
・中国における住宅金融政策の可能性
について述べられれば十分だろう。
結論に至るまでは、何とか資料を集められそうだが、結論を組み立てられるかはわからない。なんたって、これ来週の金曜夕方までに終わらせないといけないのだ。