再び神戸の地理分析

今日の授業を受けて、神戸の地理分析について構成を最終調整した。

1.自然地形と神戸の都市構造
六甲山と海に挟まれた狭い土地に都市が発展したということ

2.歴史、都市機能(港)と神戸の都市構造
中国からの船や瀬戸内海を行き来する大型船は兵庫の港で荷物を小型船に積み替えて大坂まで行き、川を上る船に積み変えてから京都に行く。
伝統的に発展してきた兵庫と、開港時に、影響を恐れて外国人を住まわせた神戸のその後の都市機能の違い
兵庫と神戸を一体化するための湊川の付け替え

3.都市化と神戸の都市構造
都市化への対応の必要性から西区(当時垂水)を併合。戦後、須磨ニュータウン、西神ニュータウンの開発。山を越えた都市開発。
それと同時に行ったポートアイランド建設。これによる貿易機能の拡大、移転。

4.都市構造と交通機能
以上の分析から都市機能分布、都市構造をモデル化して、交通がそれをどう支えているか。

以上は都市内部構造。この都市構造について「神戸市総合基本計画(1965年)」、「神戸市都市計画マスタープラン」、「みなといきいきプラン」で確認。


5.周辺都市規模と都市体系
人口、通勤率から、周辺都市(30万以上の姫路、神戸、西宮、尼崎、大坂、堺、和歌山、東大阪、奈良、高槻、枚方、京都、大津)の都市体系と3大都市の影響圏のモデル化。

6.私鉄による沿線開発と都市機能
阪急、阪神グループによる沿線開発(住宅開発と、百貨店、歌劇団、大学の立地)。資本主義経済による都市への影響。

※大阪を中心にした私鉄による開発に対して神戸、京都は何をしたかが言えればベストだが、答えが見つからない。
※中国は建前上社会主義を捨てることができないので、民間資本による開発というのは「一時的に許容している」という立場である。このため、日本の私鉄開発と行政の開発で何が違うか明確にできれば面白いと思うのだが。

7.周辺都市と交通
空港、鉄道、新幹線、高速道路、港について記述。
※評価までできるか?

以上は周辺都市との体系化


8.都市構造とグローバリゼーション(間に合うか?)
港湾地位の低下、医療機能の充実について。機能集積における不利性と有利性。都市周辺関係との関係において。

9.都市構造と大災害(間に合うか?)
湊川付け替えと阪神大水害の関連性(人口集中の危険性の指摘)。
阪神大震災と交通マヒの状況(都市内部構造において、細長い地域に東西交通のみ。その中でどのように優先的に復旧するか)


と言った感じ。我ながらまともな発表になりそうだ。
発表は来週月曜日。その後書く論文にチューネン、クリスタルラーなどから始まる都市内部構造理論、都市体系理論との関係を書ければ自分なりには最善を尽くした内容となるだろう。