中国建築の特徴

明日は英語プレゼン。完全に時間が足りないが、プレゼンテーションだけは何とか作った。
自分はモーリシャス人と組んでプレゼンだが、テーマは中国の建築と都市計画について。彼が五一の期間中に既に都市計画部分を作っていたので、自分はやむなく建築部分を担当することに。

中国に詳しい人なら良く知られていることだが、中国建築の特徴は、以下のようなもの。
・木造
・左右対称
・ヒエラルキー(儒教の礼)
・中と外の明確な境界
・陰陽五行説と風水
これらを物質面、政治面、社会面という観点で整理しなおして、それぞれに特徴的な建築を紹介することにした。

例えば木造については、1996年の大地震でも倒れなかった、世界遺産である麗江の木造建築。
左右対称については、皇帝の宮殿から四合院まで全てそうだが、伊東忠太という日本人が研究したものが中国でも有名だそうで、それを引用することにした。
ヒエラルキーについては、皇帝の宮城と諸侯の都市では建物の高さ、道路の広さ、門の数まで決まっている。これは広大な国土において皇帝の権力を浸透させるための手段でもあった。また、色や装飾についても皇帝だけが使えるものというものが決まっている(黄色、龍)
中と外の明確な境界は中国人の家族、友達を重視する性格と一致する。福建省の土楼や四合院はその典型だ。
陰陽五行説と風水は、例えば諸葛八卦村などが有名だが、陽が生活の場となるようにし、風が通り、水が流れていかない場所を選んで建築を行う。

都市計画については、
・天円地方の考えに基づく、方形都市
・格子状道路
・故宮の建築に見られる中国版黄金律
・陰陽五行説に基づく東西南北の意味づけ
・5つの山と北京との関係
などがあるが、それについては、パートナーに任せる。